エネルギーワークを開催いたします。

私はアラフォーの一児の母

一流企業に事務員として就職し

そこで仕事もできる頼もしい憧れの上司と結ばれ幸せに暮らしていたはずが

ここにきて中学生の長男が

ゲームゲームゲーム

かろうじて学校には行ってくれているが

食事中もゲーム

朝起きてから寝るまで一時も手放さない

ゲームを持ったまま寝ている

最近はお風呂の中にもゲームを持って入る始末

このままではいけない

この子はどうなってしまうんだろう

ダメ人間になってしまう

引きこもりのニート

私が何とかしてあげなければ

私が更生してあげないと

そんな不安で押しつぶされそうな毎日

ゲーム依存から抜け出す本を何冊も買って読み漁る

ゲームから子どもを救うセミナーを受講する

このままではいけない

母親として

この子を何とかしてあげないと

焦るばかり

ゲームの時間を決める

寝るときにはゲームを持ち込ませない

「ゲームはダメ」

「ゲームはよしなさい」

セミナーで教えられたように、長男との会話の時間を設けてゲームから離れる時間を作る……….と

とうとう最終的には

ゲームを取り上げてしまいました

「お母さんゲームを返して!」

「お母さんゲームを返して!」

「お母さんゲームを返して!」

一日中私に訴えるのです

しばらくすると

私に反抗をし始めました

一日中ゲームをしていたとはいうものの

素直な良い子でした

私に反抗したことが無かった子が…

それでも負けじと私はゲームから子どもを守る本を読んだり

ゲーム依存から子どもを救うセミナーで知り合いになった人に相談していました

「ここで負けちゃだめよ」

「もう少ししたらあきらめるから」

「心を鬼にして、ゲームを取り上げなさい」

そんなアドバイスに従って、息子と対峙していました

息子は反抗をしなくなりました。

ですが……….

泣くようになりました

ずっと泣いているのです

学校にも行かずに一日中泣いています

話しかけても応えてくれません

目も合わせてくれません

泣いています

こんな彼を見たことはありませんでした

良かれと思ってゲームを取り上げたことが

これほど彼を追い詰めていたのか?

私はゲームを返しました

セミナーの先生やみんなには怒られるかも知れませんが

参考書には反しますが

ゲームを息子に返しました

ゲームを渡したときの彼の目は

純真な動物のような目で私を見つめ返してきて

「本当にいいの?」言葉には出しませんが

彼の目がそう問いかけてくるのです

そして「ありがとう!」

私は何も

ありがとうなどと感謝されることはしていない

憎まれるような仕打ちをした

彼にとって唯一の拠り所であるゲームを

取り上げるといったひどい行為を

にも関わらず「お母さんありがとう!」

息子は学校に行ってくれるようになりました

一日中ゲームはしていますが

元の素直な

そして頼りない子どもに戻ったのです

知人からの誘い

知人から、八百屋を手伝ってくれないかと相談を受けました。

知人の知り合いが、三時間ほど店番をやってくれる人を探しているそうです。

「なんで私にそんな話を持ってくるのだろう?」

私が八百屋のおばちゃん!はぁ~…。

一流企業の部長で、お給料も世間一般のサラリーマンよりは多いような、

金銭的には困っていない家庭に、少し失礼ではないのかしら…と思いました。

八百屋でパート?恥ずかしい!

なのに自分でも不思議なのですが、八百屋のパートに行くことにしたのです。

このことが後の私の人生を変える大きな出来事になるとは知らずに。

足が重い

初めて八百屋にパートに出かける日

足が重い

なんで私が八百屋にパート

世間の人から笑われないかな

一流企業の部長の妻が

八百屋でパート

八百屋へ向かう道すがら頭の中をぐるぐると

そんな否定的な思考がわいてきます

 

緑、赤や黄色

水滴

冷蔵庫のくもりの中から

野菜や果物たちが鎮座してこちらを見ています

お雛様の飾りのように収まった

店の奥へ行くほど

少しずつ上段になるように

野菜や果物たちが行儀よく並んで

私に語り掛けてくれるのです

これは……….

アートだ!!!!

それも生きているアート

生命を感じるアート

八百屋は息吹が伝わってくるアート

ここはアートの迷宮だ

迷宮のラビリンス八百屋

このバランスの良さハーモニー

何といっても

八百屋の一番奥にあるガラス張りの冷蔵庫

その曇ったガラスの中から伝わってくる色合いは

私の知らないその奥に続く世界へと誘う永遠の宇宙への扉

八百屋の入り口から緑のお出迎えから奥へ奥へと誘う生のハーモニー

ノックアウト!

私は打ちのめされてしまいました

打ちのめされる

アリスが不思議の国に足を踏み入れた時には

こんな感じだったのかもしれない

ディスプレイと言ってしまえばそれまでなのですが

小さな何の変哲もない八百屋の

畳十畳くらいに宇宙が広がっていました。

お花屋に魅了されて働く人は多いと聞くけど

八百屋に魂を奪われたアラフォー女性などいるのだろうか

そんなことはどうでも良い

アートとは一言では片づけられない

ミケランジェロのシスティーナ礼拝堂の天井画のように

私を吸い寄せていく

宗教に出会ってしまった人は、こんな感じなのだろうか

私にとってここは

八百屋は教会だ!

アートが昇華すると宗教になるのかもしれない

八百屋のパート勤めの三時間は

私にとって至福の時間

あっという間の三時間

 

広がるアート

野菜たちの緑色ひとつとっても

黒に近い濃い緑から

鮮やかな緑

黄緑

白みがかったうすぼけた緑と……….

その日の湿度で表情を全く変える

湿っていたり

水滴が付いていたり

興味深いのは

生鮮さが失われていく様

みずみずしさが無くなりだんだんと枯れて行く………死へ近づく

ここで私は哲学を学んでいるのかもしれない

色だけでなく野菜や果物たちの配置

ディスプレイの仕方

そして

野菜たちを紹介する彼らを引き立たせるポップ

ポップの文字一つとってもアート

そしてバランスの大切さが学べる

冴えない風采の八百屋の店主は芸術家だぁ!

楽しい!楽しい!楽しい!

幸せだ!幸せだ!!

何と充実した時間だろう

八百屋については

いくらでも語ることが出来るが

 

変化

ゲーム依存症の息子に戻りたいと思います。
泣いていたばかりの息子にゲームを返してから、普段の彼に戻りました。
1日中ゲームはしているものの、学校にも行ってくれるし、ご飯も食べてくれます。
不謹慎かもしれませんが 、私は息子のことを忘れていました。
八百屋にパートに行き出してからは 、息子のゲームのことは気にならなくなったのです。

身の回りの息子のお世話は、以前と同じようにちゃんとしています。

パートにかまけて食事を手抜きすることなく。
逆にわが家の食生活は豊かになり、新鮮なお野菜のおかげで、私の料理する時間も格段に増えました。
息子の身の回りのお世話も滞りなく。

ですが、彼のことを忘れていると言って良いほど、八百屋のパートにのめり込んでいったのです。
一日中ディスプレイ、色の配地、季節の事に思いを寄せていました。
没頭していると言ったらよいでしょうか!
あたかも息子が一日中ゲームをしているように(笑)
充実した毎日で、楽しくてしかたありません。
日常生活や回りの環境はまったく変わらないのに、
ただ私の向いている方向が、想いが変化したというだけです。

忘れていた

そんな充実した日々を送っていて
ふと気がついたのです

何を?

息子がゲームをしなくなっていることを
あれ~ゲームしていない
息子に尋ねました
「今日はゲームしなくていいの?」
息子から返ってきたこたえは
「 最近ずっと、ゲームやっていないじゃない。お母さん今、気づいたの?」
息子は笑っていました
今の今まで息子がゲームをしていない事に

気づきませんでした
「どうしてゲームしなくなったの?」
息子は少し照れくさそうに
「もう、いっかなあ…ゲームは。」
そう言っておいしそうにご飯を食べ
てくれています。
なにか彼を変えたのだろうか!?

主人とのこと

私の主人は20才くらい年上です

頼りがいのある憧れの上司でした

バリバリ仕事のできる

ステキなおじさん

積極的に私の方から主人にアプローチして

彼を射止めました

20歳も歳の差のある彼

その主人が..

20歳も歳上だという現実が

立ちはだかってきました

若いうちは頼りがいのある憧れの上司でした

55歳を超えると頭も薄くなり始め

肉体の老化とともに体力のおとろえを

否が応でも思い知らされます

それに引きかえ

私は35歳の女盛り

肉体的にも満たされない夜

あんなに素敵で頼りがいのある男性であったのに

衰えて行くさびしさ

仕事でも

どうやら役員になるのは無理で

会社を去らなければない日も近づいている

そんな将来に対する私の不安

満されない肉体の不満が

長男を立派に育てあげるという

美辞美辞麗句のもと

長男への過干渉という形で接することになったようでした

長男との会話コミニケーションと言う

聞こえのよい形での

私の夫への愚痴を

お父さんを知ってもらうという言い訳で

息子に話していたようです

自分が満たされていない不満を

長男に ぶつけていたのかもしれません

自分では意識していないことを

そんなことを長男にしているとはつゆ知らず

本当の原因

暴力はふるっていませんが精神的な虐待です。

反論できない。

素直で純粋な優しい子どもに、毎日そのように接していたなんて…。

長男のためにとの言い訳のもと、私の苦しさを彼にぶつけていただけのように思います。

小さな子供に。

その苦しさから逃れる為に、長男はゲームに没とうしたと思います。

私の干渉という苦しい現実から逃避するために、 ゲームの世界に逃げ込んだのだと思います。

「ごめんなさい」
私が自分の充実できるものを見つけ、八百屋というアートに浸っている。

長男に「立派に育てあげるという幻想という名の不平不満」をぶつけることなく。

日々楽しく暮らし始めたことで、もうゲームの世界に逃げ込む必要はなくなり、こちらに戻って来てくれました。

ゲーム依存症から抜け出せたのです。 私が精神的な干渉を止めたから、 彼は彼らしく生き始めることが出来るようになりました。

 

それぞれの世界

私は日々充実できるものを見つけました。

八百屋という十畳に満たない宇宙に身を置いている。

私は息子に、その後一度も勉強をしなさいという事も、

将来について話し合うこともありませんでした。

彼はその後、

難関の私立 灘高校に進学し

寮生活で立派に自立しました。

そして、東京大学へと進学しました。

全て彼自身で決めた進路でした。

とても残念に思っていた主人は…

私が八百屋の世界に没頭して、主人にも干渉しなくなりました。

主人も自由になったことで、焦りが消えて仕事が楽しめるようになり、ダメだと諦めていた…というか意識することも無くなっていた役員に昇進しました。

私は、会社役員の奥様方とお芝居に行ったり、海外旅行に行ったりと、社交活動しながら役員のご主人を支えなければ…との貴重な意見も無視して、
あいかわらず八百屋のパートに勤しんでいます。

私の人生を

そして家族の人生を

変えた八百屋で

あとがき

子供は可能性のかたまり
だれしもが天才です。

それを教育やしつけと言う名のもと、
才能の芽を摘んでいるようです。
親や教師は子供たちのドリームキラーになっているかも

あなたのお子さんの可能性を
信じてあげてください。
神さまからの大切な預りものですから。


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